A5ランクとは?牛肉の等級(A5・A4)の違いとBMSをわかりやすく解説
A5ランクとは、日本の牛肉格付けで最も高い評価を意味します。
牛肉の等級は「歩留等級(A〜C)」と「肉質等級(1〜5)」の組み合わせで決まり、
その中で最も高い評価が「A5」です。
ただし、A5ランクだから必ずしも一番美味しいとは限らず、部位・脂の質・調理方法によって味わいは大きく変わります。
焼肉店やネットでよく見かける「A5ランク」という表示。なんとなく「最高級の牛肉」というイメージを持っている人も多いと思います。
実際にA5ランクは、日本の牛肉格付け制度の中で最も高い等級を意味します。
しかし、この「A5」という評価は単純な味のランキングではありません。日本の牛肉は、いくつかの基準をもとに細かく評価され、その結果として等級が決まります。
■ 牛肉の等級の仕組み
日本の牛肉は、日本食肉格付協会によって評価され、次の2つの基準で等級が決まります。
- 歩留等級(A・B・C)
- 肉質等級(1〜5)
この2つを組み合わせたものが「A5」「A4」「B3」などの表示です。
■ 牛肉等級の早見表
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| A5 | 歩留まりが良く、肉質も最高評価 |
| A4 | 歩留まりが良く、肉質も高評価 |
| B3 | 標準的な肉質 |
| C2 | 歩留まりが少なく肉質も低め |
■ 歩留等級とは?
歩留等級とは、枝肉からどれくらい可食部(商品になる肉)が取れるかを示す指標です。
- A:歩留まりが良い
- B:標準
- C:歩留まりがやや低い
つまりAランクは「商品になる肉の割合が多い牛」という意味になります。
■ 肉質等級とは?
肉質等級は、肉の見た目や質を評価したものです。1〜5までの5段階で評価されます。
評価される主なポイントは次の4つです。
- 脂肪交雑(サシ)
- 肉の色沢
- 肉の締まり及びきめ
- 脂肪の色沢と質
■ BMS(サシの番号)とは?
BMSとは「Beef Marbling Standard」の略で、牛肉の脂肪交雑(サシ)の入り具合を数値で表した指標です。
日本では1〜12までの数字で評価され、数字が大きいほどサシが多く入っていることを意味します。
■ BMSと肉質等級の関係
| 肉質等級 | BMS |
|---|---|
| 5 | 8〜12 |
| 4 | 5〜7 |
| 3 | 3〜4 |
| 2 | 2 |
| 1 | 1 |
肉質等級5の脂肪交雑はBMS8〜12に対応するため、A5ランクの牛肉はBMS8以上の脂肪交雑があることになります。
■ A5ランク=一番美味しい?
A5ランクは確かに高品質な牛肉ですが、「必ず一番美味しい」という意味ではありません。
- 部位
- 脂の質
- 熟成
- カット
- 火入れ
例えば脂の多い部位では、A5よりもA4の方が食べやすく感じる場合もあります。
実際の料理の現場では、脂の多さだけでなく脂の質や赤身とのバランスも重要です。料理によってはA5よりA4の方が美味しく感じることもあり、料理人は料理に合わせて牛肉を選んでいます。
つまり「A5=正解」ではなく、料理や好みによって最適な牛肉は変わるということです。
■ まとめ
- A5ランクは牛肉格付けの最高等級
- 歩留等級(A〜C)と肉質等級(1〜5)で決まる
- A5は「歩留A × 肉質5」
- BMSはサシの入り方を示す指標
- 美味しさは部位や調理でも大きく変わる
伊藤生人 / Ikuto Ito
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