アメリカにも牛肉の格付けはある?USDA格付けと牛肉グレード制度(Prime・Choice・Select)を解説
USDA格付けとは、アメリカ農務省が行う牛肉の品質評価制度です。
霜降り(マーブリング)などを基準に牛肉の品質を分類し、Prime・Choice・Selectなどのグレードに分けられます。
ステーキハウスやレストランでよく見かける「プライムビーフ」や「チョイスビーフ」という表示。
これらは、アメリカ農務省(USDA:United States Department of Agriculture)が定めた牛肉の格付け制度によるものです。
日本では「A5ランク」などの格付けが知られていますが、アメリカではUSDA格付けという別の基準で牛肉の品質が評価されています。
この記事では、USDA格付けの仕組みやグレードの違いについてわかりやすく解説します。
■ USDA格付けとは?
USDA格付けとは、アメリカ農務省(USDA)が牛肉の品質を評価する制度です。
この制度では、主に次のような要素をもとに牛肉の品質が判断されます。
- 霜降り(マーブリング)の量
- 肉の成熟度(牛の年齢)
- 肉質
これらの基準によって牛肉は複数のグレードに分類されます。
■ USDA牛肉グレード
USDAの格付けでは、主に次のような品質グレードがあります。
| グレード | 特徴 |
| Prime | 霜降りが豊富で最も品質が高い。ステーキ屋さんで見かけますね。 |
| Choice | 品質が高く、一般的なステーキ用。コストコで見かけますね。 |
| Select | 脂肪が少なく赤身が多い |
| Standard | 一般的な品質 |
| Commercial | 業務用などに使われる |
この中で、最も品質が高いとされるのが「Prime(プライム)」です。
プライムビーフは霜降りが豊富で肉質が柔らかく、高級ステーキハウスなどで提供されることが多い牛肉です。
■ USDA格付けの基準
USDA格付けでは、主に次の2つの要素が評価されます。
- マーブリング(霜降り)の量
- 牛の成熟度(年齢)
特に霜降りの量は品質評価の大きな要素となり、マーブリングが多いほど高いグレードに格付けされます。
■ 日本の牛肉格付けとの違い
USDA格付けと日本の牛肉格付けは、評価の基準が大きく異なります。
日本では「歩留等級(A〜C)」と「肉質等級(1〜5)」を組み合わせて牛肉を評価しますが、USDA格付けは主に肉質と霜降りの状態を基準に評価されます。
そのため、日本のA5ランクとアメリカのPrimeグレードは単純に比較できるものではなく、それぞれ異なる評価制度のもとで格付けされています。
■ まとめ
- USDA格付けはアメリカ農務省の牛肉品質評価制度
- Prime・Choice・Selectなどのグレードに分類される
- 主に霜降り(マーブリング)と成熟度で評価される
- 日本のA5ランクとは評価基準が異なる
伊藤生人 / Ikuto Ito
店主兼料理長|食べログ百名店4年連続選出
東京広尾 お肉屋けいすけ三男坊
肉のカット・焼き・提供までを一貫して行い、
“人生最高の肉体験”をテーマにコースを構築。
