牛にシリアルコード!?牛には全頭に個体識別番号がある!「牛トレーサビリティ法」

都萬牛、かわいい。。。

「なにこれシリアルコード??」

スーパーでも実は見かけた事があるはず!
何気なく見ているお肉のパック。

そこに10桁の番号が記載されているのをご存知でしょうか?

そのコードは牛の個体を識別する番号で、下記Webサイトで番号を調べると
何と「その牛の情報」が出てきます。


↑独立行政法人家畜改良センター↑


これにより、今目の前にあるお肉が
どんなお肉だかわかってしまうというシステム

「お肉を安心して購入出来るように」

悪い人が「最高級の和牛のお肉ですぜ!」と言いながら、
嘘をついて安い他のお肉を出したり出来なくなるという訳です。
(食肉偽装事件も本当にあった話)

真面目に育てている人と信頼して購入するお客様を繋ぐ、信頼の担保が出来る素晴らしいシステムです。

そして、決定的な問題がもう一つ。

国内でBSEが発生。

牛海綿状脳症

世界中の農家さんに大変な苦しみを与えました。

これらにより平成15年6月に

「牛の個体識別にための情報の管理及び伝達に関する特別措置法」

長っ!!!

通称「牛トレーサビリティ法」が制定され、
牛全頭に10桁のイヤータグを装着する事になりました。

「トレーサビリティ法って」

また謎の言葉トレーサビリティって何よ

トレースは追跡、アビリティは能力。
つまり「追跡出来るシステム」って事です。

安心安全のために個体識別番号が記載されているんですね。

個体情報として
①「出生年月日」
②「雌雄の別」
③「品種」
④「所有者の氏名と住所」
⑤「飼養場所と飼養をはじめた年月日」
⑥「と畜年月日」
の6項目を管理しています。

これお肉博士の検定試験の時覚えたなぁ。。。

こちらから個体識別情報を検索する事が出来ます。


↑独立行政法人家畜改良センター↑


※ただし、下記のこれらについては対象外です。
・牛肉を原料または材料として製造し、加工または調理したもの
・牛肉を肉挽き機でひいたもの
・牛肉の整形に伴い副次的に得られたもの

トレーサビリティによって安心安全に流通された

素晴らしいお肉たち。

ぜひ、お肉をご購入の際、検索してみてください。

この記事の著者

ikuto ito🇯🇵Meat Cutter/お肉の人

伊藤生人
広尾焼肉『お肉屋けいすけ三男坊』
▶︎お肉博士1級/焼肉コンシェルジュ
▶︎店主/肉を切る人/売れなかった元タレント

この著者の最新の記事

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る