クオリティ → スピード → クオリティ|飲食の現場で本当に必要な成長の順番
スピードは最初から求めるものではありません。
正確なクオリティの積み重ねによって、結果的に速くなっていきます。
飲食の現場では、この順番を間違えるとクオリティが崩れます。
この記事では、「クオリティ → スピード → クオリティ」の考え方と、現場での意識について解説します。
■ 結論:クオリティの先にスピードがある
飲食の目的は、お客様においしかったと笑顔でお帰りいただくことです。そのためには、見た目・味・安全すべてが揃って、ようやく出せる商品になります。料理に妥協があってはなりません。
しかし、クオリティだけを追い求めていると、時間内に収まらなくなります。お客様は味だけでなく、時間の面でも満足していただく必要があります。待たせすぎることは、それ自体がお客様の不満足につながります。
だからこそ、スピードも大切です。ただし順番があります。
① まずクオリティ(正確にやる)
② 次にスピード(慣れて速くなる)
③ またクオリティに戻る(高い状態で安定する)
④ そしてスピード、そしてクオリティ……この連続です。
この繰り返しで、レベルは上がっていきます。
■ なぜこの順番が重要なのか
速くやろうとすると、必ずどこかが雑になります。飲食では、間違ったやり方で速くなってしまうと、そのままクセになります。
間違ったスピードは、ただの雑さです。
逆に、正しい動きを繰り返すことで、無駄がなくなり自然と速くなります。クオリティを保ちながら速くなった動きは、崩れにくい。それが本物のスピードです。
速さは技術ではなく、クオリティを積み重ねた結果です。
■ よくあるNG
- 最初から速くやろうとする
- 確認を省いてスピードを上げる
- 雑な動きで時間を短縮する
- 周りに合わせて焦る
- クオリティよりスピードを優先する
一度身についた雑な動きは、なかなか修正できません。だからこそ最初が重要です。
■ 現場での姿勢
- 最初はゆっくりでいい。正確さを優先する
- 同じ動きを繰り返して体に覚えさせる
- 焦らない。周りに合わせて基準を下げない
- クオリティが安定してきたら、次にスピードを意識する
- 速くなったらまたクオリティを確認する
この繰り返しが、現場で本当に使える力になります。
■ まとめ
- 目的はお客様においしかったと笑顔でお帰りいただくこと
- 見た目・味・安全すべて揃って初めて出せる
- クオリティだけでは時間に収まらない。だからスピードも大切
- 順番はクオリティ → スピード → クオリティの連続
- 速さは技術ではなく、クオリティを積み重ねた結果
速さは結果であり、目的ではありません。
まずクオリティ、次にスピード、そしてまたクオリティ。
この繰り返しの先に、本当の現場力があります。
→ クオリティ基準|出す・出さないの判断がすべてを決める
→ 飲食は「安全安心」が最優先
→ 盛り付けの基本
→ 料理の提供温度管理
店主兼料理長|食べログ百名店4年連続選出
東京広尾 お肉屋けいすけ三男坊
肉のカット・焼き・提供までを一貫して行い、
“人生最高の肉体験”をテーマにコースを構築。
