センマイとは|牛の第三胃の特徴・黒センマイと白センマイの違いを解説
■ この部位の場所

※センマイは牛の第三胃にあたる部位です。
基本データ
| 部位名 | センマイ / Omasum |
| 別名 | 第三胃 |
| 場所 | 4つある胃のうちの第三胃 |
| 特徴 | 脂が少ない/コリコリした食感/さっぱり |
| カロリー | 100gあたり約57kcal |
| 向いている料理 | センマイ刺し・和え物・焼肉 |
「センマイ」とは
センマイは牛の第三胃にあたる部位で、薄いヒダが何枚も重なった独特の構造を持つホルモンです。
脂が非常に少なく、さっぱりした味わいとコリコリした食感が特徴で、ホルモンの中でも比較的食べやすい部位として知られています。
しっかり下処理をしたセンマイは臭みが少なく、刺しでも焼きでも食感を楽しめるのが魅力です。センマイ刺しでは酢味噌やコチュジャンのタレ・ごま油と塩で食べたりしますが、焼肉ではカリッと醤油ダレでも美味しく召し上がれます。プライベートでも焼肉に行ってメニューにあったら必ず頼む、お酒のアテに最高な部位です。
センマイの名前の由来
「センマイ」という名前は、内部のヒダが何枚も重なって見えることから「千枚あるように見える」というイメージで呼ばれるようになったとされています。さすがに実際に千枚あるわけではありませんが、見た目の特徴をよく表した名前です。
黒センマイと白センマイの違い
センマイには「黒センマイ」と「白センマイ」がありますが、もとはまったく同じ部位です。
- 黒センマイ → 表面の黒灰色の薄皮が残った状態。センマイ特有のクセや風味がある。センマイ刺しで提供されることが多い
- 白センマイ → 薄皮を丁寧に除去した状態。臭みが少なくクセがなく食べやすい。焼肉店では白センマイを提供することが多い
薄皮の除去は手間のかかる作業で、仕込みの丁寧さがそのまま食感と味に出る部位です。
センマイの栄養
カロリーは100gあたり約57kcalで、ホルモンの中でも最低水準です。ゆでたミノが約166kcal、ハラミが約288kcalであることを考えると、その低カロリーぶりは際立ちます。
- 鉄 → 100gあたり6.8mg。4つの胃の中で最多。貧血予防に効果的
- たんぱく質 → 100gあたり11.7g・脂質はわずか1.3g
- ビタミンB12 → 神経・血液細胞の健康維持に関わる
- コラーゲン・亜鉛 → 美容・免疫機能をサポート
センマイに合う飲み物
さっぱりした味わいのセンマイは、幅広いお酒と合わせやすい部位です。
- ビール → 爽快感がセンマイのさっぱり感とぴったり合う
- ハイボール → 炭酸がコリコリ食感をより楽しくさせる
- 辛口の日本酒 → 酢味噌との組み合わせで和の雰囲気が際立つ
他部位との違い
| 部位 | 胃の場所 | 食感 | 向いている料理 |
| ミノ(第一胃) | 最初の胃 | 弾力強い・厚み | 焼肉定番・歯ごたえ |
| ハチノス(第二胃) | 第二の胃 | ハチの巣状 | 煮込み・トリッパ |
| センマイ(第三胃) | 第三の胃 | コリコリ・薄い | 刺し・和え物・焼肉 |
| ギアラ(第四胃) | 最後の胃 | プリッと弾力 | 焼肉・脂の旨み |
まとめ
センマイは、脂が少なく食感を楽しむホルモンの代表格です。100gあたり約57kcalというホルモン最低水準のカロリーながら、鉄・コラーゲン・ビタミンB12が豊富で栄養価も高い。刺しでも焼きでも美味しく、ホルモン初心者にもおすすめしやすい部位です。下処理の丁寧さで印象が大きく変わるため、白センマイの仕上がりがそのお店の実力を示しています。
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店主兼料理長|食べログ百名店4年連続選出
東京広尾 お肉屋けいすけ三男坊
肉のカット・焼き・提供までを一貫して行い、
“人生最高の肉体験”をテーマにコースを構築。
