ロースとカルビの違いとは?焼肉屋が背中側とお腹側をわかりやすく解説
焼肉メニューで必ず見かける「ロース」と「カルビ」。何が違うのか、ちゃんと説明できますか?
実はどちらも正式な部位名ではありません。焼肉屋10年の立場から、わかりやすく解説します。
まず結論から
- ロース → 背中側の肉(肩ロース・リブロース・サーロインなど)の総称。赤身と脂のバランスが良い
- カルビ → お腹側のバラ肉の総称(韓国語で「あばら・肋骨」の意味)。脂が多く濃厚な味わい
一番シンプルな違いは「背中側か・お腹側か」です。
ロースとは

「ロース」はローストに適した肉を意味する英語「roast」が語源とされています。牛の背中側に位置する部位の総称で、焼肉では主に以下の部位が「ロース」として提供されます。
- 肩ロース → 首に近い背中側。適度な脂と赤身でバランスが良い
- リブロース(リブ芯) → 肩ロースとサーロインの間。霜降りが入りやすく柔らかい
- サーロイン → 腰に近い背中側。王道の高級部位
ロースは背中側の筋肉で運動量が少ないため、きめが細かく柔らかい肉質が特徴です。脂と赤身のバランスが良く、あっさりから濃厚まで幅広い味わいが楽しめます。
→ ロースとは|肩ロース・リブロース・サーロインの違いを解説
カルビとは

「カルビ」は韓国語で「あばら・肋骨」を意味します。牛のお腹側・バラ肉まわりを焼肉用に切り出したものの総称で、特定の一部位を指すわけではありません。焼肉店によって使われる部位が異なるのはそのためです。
カルビとして使われることが多い部位はこちらです。
- 三角バラ → 霜降りが美しい・上カルビ・特上カルビとして提供されることが多い
- タテバラ → 繊維が縦方向に走る王道カルビ部位
- カイノミ → ヒレに近い希少バラ肉。上カルビとして提供されることも多い
- フランク → 外バラ系のあっさりした部位
カルビはお腹側の筋肉で運動量が多いため、赤身の旨みが強く脂も豊富です。ロースより脂が多い傾向がありますが、部位によって大きく異なります。
→ カルビとは?実は部位名ではない理由と本当の牛肉の部位を解説
ロースとカルビの違い比較表
| ロース | カルビ | |
| 場所 | 背中側 | お腹側(バラ) |
| 語源 | 英語「roast」 | 韓国語「あばら・肋骨」 |
| 脂の量 | 部位によるが中程度 | 多め(部位による) |
| 味わい | 上品・バランスが良い | 濃厚・脂の旨みが強い |
| 食感 | きめ細かく柔らかい | しっかりした肉感 |
| 代表部位 | 肩ロース・リブロース・サーロイン | 三角バラ・タテバラ・カイノミ |
どちらを選べばいいのか
- 脂はあっても少しあっさり食べたい方→ 肩ロースなどロース系
- 脂の旨みをしっかり楽しみたい方 → 三角バラ・タテバラなどカルビ系
- どちらか迷ったら→ リブ芯・カイノミがバランス型でおすすめ
- 脂が苦手な方は →モモ系へ
✔ 焼肉屋目線のポイント
ロースから始めてカルビへ移行するのが、味覚的に自然な流れです。あっさりから濃厚へと順番に食べると、最後まで飽きずに楽しめます。ロースとカルビを両方頼んで食べ比べるのも焼肉の醍醐味のひとつです。
まとめ

- ロースは背中側・カルビはお腹側(バラ肉)の総称
- どちらも正式な部位名ではなく、複数の部位を含む
- ロースは上品でバランスが良い・カルビは脂の旨みが強く濃厚
- ロースから始めてカルビへ移行するのが食べる順番の基本
- 部位名を知ると焼肉の選び方がさらに楽しくなる
→ ロースとは|肩ロース・リブロース・サーロインの違いを解説
→ カルビとは?実は部位名ではない理由を解説
→ サーロインとは?
→ リブ芯(リブアイ)とは?
→ 三角バラとは?
→ カイノミとは?
→ 焼肉の食べ方・マナー|初めての方へ
→ 牛肉部位図鑑|全部位まとめ
店主兼料理長|食べログ百名店4年連続選出
東京広尾 お肉屋けいすけ三男坊
肉のカット・焼き・提供までを一貫して行い、
“人生最高の肉体験”をテーマにコースを構築。
