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複数テーブルを同時に回す|効率・想像力・チームワークの基本

複数テーブルを同時に回すことは、中級の接客における最大の壁です。
ただし、コツをつかめば必ずできるようになります。
大切なのは効率・想像力・そしてチームで動く意識です。


回せていないときに起きていること

複数テーブルをうまく回せていないとき、現場では決まってふたつの問題が起きています。

ひとつは、作業がバラバラになっていること。
ひとつの仕事を終えてから次の仕事へ、という動きでは非効率です。動線の中でできることをまとめて処理する意識がないと、どんどん時間が足りなくなります。

もうひとつは、想像力と時間管理の弱さ。
「ここまでにこれを終わらせないと大変なことになる」という先読みができていないと、いつも追われる状態になります。問題が起きてから動くのではなく、問題が起きる前に動くことが求められます。


動きをまとめる——ワンウェイ2ジョブ・3ジョブの意識

複数テーブルを効率よく回すための基本的な考え方が、ワンウェイ2ジョブ・3ジョブです。一度の動線の中で複数の仕事をまとめて処理することで、無駄な往復をなくします。

ワンウェイ2ジョブ・3ジョブとは|効率と満足度を両立する動き方

「あのテーブルに料理を持っていくついでに、このテーブルの皿を下げる」「キッチンに戻るついでに、ドリンクのオーダーを伝える」——この発想が自然にできるようになると、複数テーブルの運営は一気に楽になります。


大変になる前に助けを求める

自分だけでは回せないと判断したら、大変になる前にインカムで助けを求めてください。手遅れになってからでは、お客様の体験が損なわれます。

ただし、助けを求める以上、自分も他のスタッフを助けることが前提です。助け合いはお互い様。「自分の担当テーブルだけ見ていればいい」という意識では、チームとして動けません。


目的はお客様の笑顔——自分都合にならない

担当外のお客様も、笑顔でお帰りいただくのが目標です。
自分のテーブルだけでなく、お店全体を見る広い視点を持ってください。

複数テーブルを回すことの目的は、効率のためではありません。すべてのお客様に満足してお帰りいただくためです。そのためには、自分の担当テーブルだけでなく、お店全体のお客様を見る視点が必要です。

私自身、ドリンクも作りますし、洗い物もします。綺麗事ではなく、それでお客様に笑顔になっていただけるなら、それが一番です。役割にこだわらず、今何が必要かを考えて動く——これがお肉屋けいすけ三男坊のチームの基本です。


効率・想像力・チームワーク。
この3つが揃ったとき、複数テーブルは自然に回せるようになります。

まとめ

  • 回せていないときは「作業がバラバラ」か「想像力・時間管理の弱さ」が原因
  • ワンウェイ2ジョブ・3ジョブの意識で動きをまとめる
  • 大変になる前にインカムで助けを求める
  • 助けを求める以上、自分も助けることが前提
  • 目的はお客様の笑顔——自分都合にならず店全体を見る視点を持つ
  • 役割にこだわらず、今何が必要かを考えて動く

ワンウェイ2ジョブ・3ジョブとは
コース全体の流れを把握して動く
接客マニュアル初級編

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店主兼料理長|食べログ百名店4年連続選出
東京広尾 お肉屋けいすけ三男坊
肉のカット・焼き・提供までを一貫して行い、
“人生最高の肉体験”をテーマにコースを構築。

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