Lボーンステーキとは|Tボーンとの違い・骨付きサーロイン(エルボーン)の魅力
エルボーンステーキとは、L字型の骨がついた骨付きサーロインステーキのことです。
ティーボーンステーキからヒレを取り除いた形で、サーロインの旨みと骨周りの深い味わいを存分に楽しめます。この記事では、エルボーンとティーボーン・ポーターハウスとの違いを焼肉屋の目線で解説します。
エルボーンステーキとは
エルボーンステーキとは、牛の腰部「ショートロイン」を骨ごとカットしたステーキのうち、ヒレ(テンダーロイン)がほぼついていない・またはまったくついていないものを指します。骨の断面がL字型に見えることから「Lボーン(エルボーン)」と呼ばれています。
実質は骨付きサーロインステーキです。ティーボーンステーキと同じ部位からカットされますが、ヒレ側の肉がほとんどないため、サーロインの味わいに集中して楽しめます。アメリカでは「クラブステーキ」とも呼ばれ、ニューヨークでは「ニューヨークストリップ」として親しまれています。
→ ティーボーンステーキとは|サーロインとヒレを同時に楽しむ骨付きステーキの魅力
→ サーロインとは|なぜステーキの王様と呼ばれるのか・部位の特徴を解説
エルボーン・ティーボーン・ポーターハウスの違い
3つは同じショートロインからカットされますが、ヒレの量によって名称が変わります。
| 名称 | 骨の形 | ヒレの量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| エルボーン | L字型 | なし・またはごくわずか | 骨付きサーロインステーキ。サーロインの旨みに集中できる |
| ティーボーン | T字型 | 少量あり | サーロイン+少量のヒレ。2つの味を楽しめる |
| ポーターハウス | T字型 | サーロインの1/3以上 | ティーボーンの上位版。ヒレが大きく最も豪華 |
簡単に言うと「ヒレが増えるほどグレードが上がる」イメージです。エルボーン→ティーボーン→ポーターハウスの順にヒレの量が増えていきます。
エルボーンステーキの特徴
① サーロインの旨みに集中できる
ティーボーンはサーロインとヒレという2つの異なる肉質を同時に楽しめる一方、「どちらを食べているのか」が混在します。エルボーンはサーロイン一本勝負。脂の香り・旨み・コク——サーロインの魅力をダイレクトに堪能できます。
② 骨周りの旨みが加わる
骨付きである最大の理由は見た目のインパクトだけではありません。骨の周囲にある骨膜が加熱によって旨みを滲み出し、周囲の肉に移ります。骨なしのサーロインステーキとは一線を画す、深みのある味わいが生まれます。骨の際の部分が特に美味しくなるのもポイントです。
③ 火入れがティーボーンより扱いやすい
ティーボーンは肉質の異なるサーロインとヒレが一枚に収まっているため、火入れが非常に難しい。エルボーンはサーロインのみなので、均一な火入れが可能です。骨付きステーキを初めて焼く方にも扱いやすい部位と言えます。
美味しい焼き方
- 焼く前に常温に戻す→ 冷蔵庫から出して30分〜1時間。中心まで均一に火が入りやすくなる
- 骨を立てて側面も焼く → 骨の際まで均一に火を入れることで骨周りの旨みが引き出される
- 仕上げはミディアムレアで→ サーロインは中心がほんのりピンクの状態が理想
- 休ませる→ 焼いた後はアルミホイルで包んで休ませると肉汁が落ち着き、切ったときに旨みが逃げない
自宅で楽しむなら
エルボーンステーキを自宅で楽しむなら取り寄せがおすすめです。
エルボーンステーキは「サーロインの旨みを骨ごと楽しむ」ステーキです。
ヒレなしだからこそ、サーロインの脂の香り・コク・骨周りの深い旨みに集中できます。ティーボーン・ポーターハウスとセットで知っておきたい骨付きステーキの一角です。
まとめ
- エルボーンステーキ=L字型の骨がついた骨付きサーロインステーキ
- ティーボーンと同じショートロインからカットされるがヒレがほぼない
- アメリカでは「クラブステーキ」・ニューヨークでは「ニューヨークストリップ」とも呼ばれる
- エルボーン→ティーボーン→ポーターハウスの順にヒレの量が増える
- サーロインの旨みに集中できる・火入れがティーボーンより均一にしやすい
- 骨周りの旨みが肉に移り骨なしサーロインとは異なる深みのある味わいになる
- 仕上げはミディアムレアで・焼いた後休ませるのが鉄則
→ ティーボーンステーキとは|サーロインとヒレを同時に楽しむ骨付きステーキの魅力
→ サーロインとは|なぜステーキの王様と呼ばれるのか・部位の特徴を解説
→ シャトーブリアンとは|ヒレ肉最高部位の特徴を解説
→ リブロースとは|霜降りの王様・部位の特徴を解説
→ 牛肉部位図鑑|全部位まとめ
店主兼料理長|食べログ百名店4年連続選出
東京広尾 お肉屋けいすけ三男坊
肉のカット・焼き・提供までを一貫して行い、
“人生最高の肉体験”をテーマにコースを構築。
