牛タンのカロリー・栄養|部位別の違いとダイエット中の食べ方を焼肉屋が解説
牛タンは100gあたり318kcalで、カルビ(約445kcal)やロース(約438kcal)より低カロリーです。
糖質はほぼゼロで、ビタミンB群・鉄分・亜鉛を豊富に含む栄養価の高い部位です。この記事では、牛タンのカロリー・栄養・部位別の違いを焼肉屋目線で解説します。
牛タンのカロリー・栄養成分(100gあたり)
出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
| 栄養素 | 100gあたり |
|---|---|
| カロリー | 318kcal |
| たんぱく質 | 13.3g |
| 脂質 | 31.8g |
| 糖質 | 0.2g |
| ビタミンB2 | 0.27mg |
| ビタミンB12 | 3.5μg |
| ナイアシン | 4.3mg |
| 鉄分 | 2.0mg |
| 亜鉛 | 3.4mg |
焼肉1人前の目安は約150g。この場合のカロリーは約477kcalになります。1枚(約17〜20g)あたりでは約54〜64kcalです。
他の部位との比較

牛タンのカロリーは、他の部位と比べてどうでしょうか。
| 部位 | カロリー(100g) | 脂質(100g) |
|---|---|---|
| カルビ(国産牛) | 445kcal | 44.4g |
| ロース(国産牛) | 438kcal | 45.2g |
| 牛タン | 318kcal | 31.8g |
| ヒレ(国産牛) | 229kcal | 18.0g |
| ハツ(心臓) | 128kcal | 7.6g |
カルビやロースよりはカロリーが低いですが、ヒレより高め。脂質は多いですが、その脂質をエネルギーに変えるビタミンB2・ナイアシンも同時に含んでいるのが牛タンの特徴です。
→ 牛肉のカロリーを部位別に解説|和牛・輸入牛の違いと栄養価まとめ
牛タンに含まれる栄養の効果
ビタミンB2・ナイアシン|脂質をエネルギーに変える

牛タンはビタミンB2とナイアシンが豊富です。どちらも脂質をエネルギーに変える代謝に関わる栄養素で、牛タンの脂質が体につきにくい理由のひとつです。肌荒れや口内炎の予防にも効果が期待されます。
ビタミンB12|造血・神経修復
ビタミンB12は赤血球の生成(造血)と神経修復に関わる栄養素です。不足すると貧血や疲労感が出やすくなります。牛タンはB12が豊富で、貧血予防に効果的です。
鉄分|貧血予防
牛タンには100gあたり2.0mgの鉄分が含まれています。肉類に含まれるヘム鉄は植物性食品の鉄分より吸収率が高く、効率よく補給できます。特に貧血が気になる方におすすめです。
亜鉛|免疫・代謝をサポート
亜鉛は免疫機能・味覚・男性ホルモンの維持に関わる必須ミネラルです。牛タンは亜鉛が比較的豊富で、体の機能維持に役立ちます。
→ 牛肉の亜鉛|免疫・男性ホルモン・肌への効果と部位別含有量
→ 牛肉のビタミンB群|種類・効果・豊富な部位を焼肉屋が解説
部位別カロリーの違い|タン元・タン中・タン先

牛タンは根元から先端にかけて4つの部位に分かれており、部位によってカロリーと食感が異なります。
- タン元 → 根元に近い最も脂が多い部位。カロリー高め・とろける食感
- タン中 → 中間部位。脂と赤身のバランスが良い。焼肉の定番
- タン先 → 先端に近い最も脂が少ない部位。カロリー低め・煮込みに向く
- タン下 → 舌の下側・筋が多い希少部位。脂少なめ・旨みが強い
カロリーを抑えたいならタン先・タン下。食感と脂のバランスを楽しむならタン中がおすすめです。
→ 牛タンとは|タン元・タン中・タン先・タン下4部位の違いを解説
牛タンはダイエット中に食べていい?

牛タンは糖質がほぼゼロ(100gあたり0.2g)なので糖質制限には向いています。ただし脂質が100gあたり31.8gと多いため、食べ過ぎには注意が必要です。
✔ ダイエット中の牛タンの食べ方
・1人前(約150g)を目安に量を守る
・ご飯は控えめに、野菜と一緒に食べる
・塩タンを選ぶ(たれは糖質が多い)
・タン先・タン下など脂の少ない部位を選ぶ
→ 焼肉はダイエット中に食べていい?太らない部位と食べ方を解説
麦飯・とろろとの組み合わせが理にかなっている理由
仙台の牛タン定食といえば麦飯ととろろが定番です。これは栄養的にも理にかなっています。
- 麦飯 → 白米より食物繊維が豊富で血糖値の急上昇を抑える
- とろろ → 消化酵素(ジアスターゼ)が豊富で、消化吸収をサポートする
高たんぱくな牛タン・食物繊維豊富な麦飯・消化を助けるとろろの組み合わせは、栄養バランスの観点からも優れた食べ方です。
→ 仙台はなぜ牛タンの街なのか|発祥の秘密と一人の料理人の物語
牛タンは100gあたり318kcalで、カルビ・ロースより低カロリーです。
糖質ほぼゼロ・ビタミンB群・鉄分・亜鉛が豊富で、栄養価の高い部位です。部位を選んで適量を楽しむのがポイントです。
まとめ

- カロリーは100gあたり318kcal(日本食品標準成分表八訂)
- カルビ(445kcal)・ロース(438kcal)より低カロリー
- 糖質はほぼゼロ(0.2g)で糖質制限に向いている
- 脂質は31.8gと多めなので食べ過ぎに注意
- ビタミンB2・B12・ナイアシン・鉄分・亜鉛が豊富
- タン元は脂多め・タン先は脂少なめでカロリー差がある
- 麦飯・とろろとの組み合わせは栄養バランスの観点からも優れている
→ 牛タンとは|タン元・タン中・タン先・タン下4部位の違いを解説
→ タン元とは|牛タン最高峰部位の特徴と食べ方
→ タン中とは|牛タンらしい食感の正体と特徴
→ タン先とは|煮込みで本領発揮する牛タン先端部位
→ 牛肉のカロリーを部位別に解説
→ 牛肉の鉄分とヘム鉄|焼肉で貧血予防できる理由
→ 仙台はなぜ牛タンの街なのか|発祥の秘密
→ 焼肉はダイエット中に食べていい?
店主兼料理長|食べログ百名店4年連続選出
東京広尾 お肉屋けいすけ三男坊
肉のカット・焼き・提供までを一貫して行い、
“人生最高の肉体験”をテーマにコースを構築。
