1. HOME
  2. ブログ
  3. エンピツとは|リブロース芯に眠る超希少部位・特徴と焼き方を解説

エンピツとは|リブロース芯に眠る超希少部位・特徴と焼き方を解説

エンピツは、リブロース芯にくっついている超希少部位です。
一頭からわずか300g程度、4〜5食分しか取れない幻の部位。
脂の甘みと赤身の旨みが絶妙に共存した、知る人ぞ知る極上の味わいです。


この部位の場所

※エンピツはリブロース芯の近くにある細長い部位です。


基本データ

部位名エンピツ / Spinalis dorsi
別名鉛筆
場所リブロース芯の近く
特徴脂と赤身のバランスが絶妙・きめ細かい・一頭から300g程度の超希少部位
向いている料理焼肉(厚切り)・炙り

エンピツとは

エンピツはリブロース芯の近くにある細長い部位です。その形が鉛筆の先に似ていることから「エンピツ」と呼ばれるようになりました。一頭からわずか300g程度、4〜5食分しか取れない超希少部位です。

リブロースに共通するきめ細かい肉質を持ちながら、赤身の旨みと霜降りの甘みが非常に高いレベルで共存しています。脂はあるのにしつこさがなく、あっさりとした後味が特徴です。見た目以上に上品な味わいで、一度食べると忘れられない部位です。


なぜ焼肉店で見かけないのか

エンピツがほとんどの焼肉店で提供されない理由は、リブロースの仕込みにあります。エンピツはリブロース芯にくっついているため、エンピツを取り出すとリブロース芯の形が崩れてしまうのです。

多くのお店ではリブロースをそのままスライスして提供するスタイルをとっています。それはそれでリブロース全体の美味しさを余すことなく届ける、立派なひとつの仕立て方です。エンピツを単独で提供するかどうかは、お店のスタイルやコンセプト次第。どちらが正解ということはありません。

当店では、リブロース芯はスライスで、エンピツは厚切りで別々に提供しています。リブロースをどう仕立てるかはお店のスタイル次第。エンピツを単独提供するのはあくまで当店のこだわりのひとつです。

✔ エンピツが希少な理由
・一頭から300g程度・4〜5食分しか取れない
・リブロース芯にくっついているため、取り出すと芯の形が崩れる
・多くの店がリブロースをそのままスライスするスタイルをとっている
・単独提供しているお店に出会えたら、ぜひ注文を


焼き方のポイント

エンピツは厚切りで楽しむのがおすすめです。強火で表面を香ばしく焼き、中はレア〜ミディアムレアで仕上げます。脂が溶け出すことで香りが立ち、濃厚なコクが最大限に引き出されます。

塩コショウやわさび醤油などシンプルな味付けが、エンピツ本来のきめ細かい肉質と上品な脂の旨みを最もよく引き立てます。

✔ 焼き方のポイント
・厚切りで提供する
・強火で表面をしっかり香ばしく焼く
・中はレア〜ミディアムレアで止める
・塩コショウ・わさび醤油などシンプルな味付けで


他部位との違い

※和牛の場合。個体差で変わります。

部位赤身特徴
エンピツ★★★★☆★★★☆☆脂と赤身のバランス絶妙・あっさり後味
リブカブリ★★★★★★★★☆☆脂が最も強い・濃厚
リブ芯★★★★☆★★★★☆きめ細かい・とろける食感

エンピツに合う飲み物

濃厚な脂を流しながら楽しめる飲み物がおすすめです。

  • ハイボール・炭酸系 →炭酸のキレが脂をすっきり流してくれる
  • 酸のある赤ワイン →タンニンと脂の甘みが調和する
  • 辛口の純米酒 →米の旨みがエンピツの上品な脂と合う

自宅で楽しむなら

エンピツを自宅で楽しみたい方はこちらから。

エンピツはこちら


エンピツは、出会えたら必ず注文してほしい部位です。
どんな形であれ、リブロースは最高の部位。その中に眠るエンピツの味わいを、ぜひ一度体験してください。

まとめ

  • リブロース芯にくっついている超希少部位・一頭から300g程度しか取れない
  • エンピツを取り出すとリブロース芯の形が崩れるため、単独提供は少ない
  • リブロースをどう仕立てるかはお店のスタイル次第——どちらも正解
  • 脂と赤身のバランスが絶妙・あっさりした後味が特徴
  • 厚切りで強火→レア〜ミディアムレアで仕上げるのが理想
  • 塩コショウ・わさび醤油などシンプルな味付けが合う

見かけたら迷わず注文を。滅多に出会えない一皿です。


リブカブリ|リブロース最外側の希少部位
リブ芯|リブロースの中心、とろける食感
ロースとは|肩ロース・リブロース・サーロインの違い
牛肉部位図鑑|全部位まとめ

+ posts

店主兼料理長|食べログ百名店4年連続選出
東京広尾 お肉屋けいすけ三男坊
肉のカット・焼き・提供までを一貫して行い、
“人生最高の肉体験”をテーマにコースを構築。

関連記事