ブリスケとは|前バラ・コウネ・ペクトラルの違いと特徴を解説
ブリスケは前脚の付け根内側(胸部)にある肩バラの一部です。
赤身と脂が層になった濃厚な旨みが特徴で、噛むほど味があふれる部位。
アメリカBBQの定番として世界中で愛される一方、日本では焼肉やすき焼きで使われます。
この部位の場所

※ブリスケは前脚の付け根内側(胸部)にある肩バラの一部です。
基本データ
| 部位名 | ブリスケ / Brisket |
| 別名 | 前バラ(関西)・肩バラ(関東)・コウネ(広島) |
| 場所 | 前脚の付け根内側(胸部)・肩バラの一部 |
| 特徴 | 赤身と脂が層になる・濃厚な旨み・やや硬めの肉質 |
| 向いている料理 | 焼肉・すき焼き・煮込み・BBQ |
ブリスケとは
ブリスケは英語の「brisket(胸肉)」が由来です。
アメリカBBQの三大料理のひとつとして、スモーカーで長時間かけて仕上げる定番部位です。
ブリスケは牛の前脚付け根内側の胸部にある肩バラの一部です。呼び名は地域によって異なり、関西では「前バラ」、関東では「肩バラ」、広島県では「コウネ」と呼ばれています。広島では焼肉店の定番として長年親しまれてきた部位です。
肉質はやや硬めで、サシが細かく入るのではなく、赤身と脂がそれぞれ層をなして分かれているのが特徴です。よく動く部位のためコラーゲンが豊富で、煮込むとトロトロになります。脂は他のバラ肉に比べてあっさりしており、意外と胃もたれしにくい部位です。
ブリスケの中の希少部位「ペクトラル」
ブリスケの中でも胸に近い先端部分を「ペクトラル」と呼びます。ブリスケの中で最も柔らかく味が濃い部分で、焼肉向きの部位です。一方、後側に向かうにつれて脂が多く硬くなっていくため、薄くスライスしてすき焼きやしゃぶしゃぶに向いています。
ブリスケ全体のうち焼肉として使えるのは1〜3割程度とも言われています。脂の処理と仕込みによって表情がまったく変わる、扱いの難しい部位です。
ペアリング
旨みが強く味が濃い部位のため、しっかりした飲み物とよく合います。
- 赤ワイン(フルボディ) → 濃厚な旨みに負けない力強さで共鳴する
- ハイボール → 炭酸が脂をリセットして旨みが際立つ
- 焼酎(濃いめ) → 素材の旨みをじっくり引き出してくれる
他部位との違い
※和牛の場合。個体差で変わります。
| 脂 | 赤身 | 特徴 | |
| ブリスケ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 赤身と脂が層になる・濃厚な旨み |
| トモバラ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 脂の甘みが強い・柔らかい |
| 三角バラ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 霜降り・とろける食感 |
ブリスケは赤身のコクと脂の旨みを両方楽しめる部位。
焼肉・BBQ・煮込み・すき焼きと幅広く対応できる万能な存在です。
仕込みと火入れ次第で印象が大きく変わる、奥の深い部位です。
まとめ
- 場所:前脚の付け根内側(胸部)・肩バラの一部
- 別名:前バラ(関西)・肩バラ(関東)・コウネ(広島)
- 赤身と脂が細かいサシではなく層をなして分かれているのが特徴
- ペクトラル(先端部分)が最も柔らかく焼肉向き
- コラーゲン豊富で煮込むとトロトロになる
- アメリカBBQの三大料理のひとつとして世界中で愛される
自宅で楽しむなら
ブリスケを自宅で楽しみたい方はこちらから。
→ 三角バラとは|部位・特徴・焼き方・食べ方
→ タテバラとは|部位・特徴・焼き方・食べ方
→ 【保存版】和牛の部位を完全解説
店主兼料理長|食べログ百名店4年連続選出
東京広尾 お肉屋けいすけ三男坊
肉のカット・焼き・提供までを一貫して行い、
“人生最高の肉体験”をテーマにコースを構築。
