初心者におすすめのホルモン10選|焼肉で失敗しない選び方と頼み方
ホルモンは部位によって食感・脂・クセが大きく異なります。
初心者はまず、クセが少なくあっさりとした部位から入るのがポイントです。この記事では、食べやすい順番にプロ目線で10部位を解説します。
「ホルモンに挑戦したいけど何を頼めばいいか分からない」という方は多いはずです。実はホルモンは部位さえ選べば、初めてでも十分に楽しめます。
ホルモンとは?

ホルモンとは、牛の内臓肉の総称です。胃・腸・肝臓・心臓など、筋肉部位(正肉)以外の部位を指します。部位ごとに食感・脂の量・クセがまったく異なるのが魅力です。
なお、ハラミ・サガリ・ツラミは見た目が赤身肉に近いですが、食肉業界ではホルモン(副生物)に分類されています。「ホルモンだと思っていなかった」という方も多い部位です。
→ ホルモンとは?正肉との違いと種類一覧
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① タン|ホルモン入門の定番

牛の舌の部位。ホルモンの中でも最もクセが少なく、食べやすい部位です。適度な歯ごたえと旨みがあり、塩とレモンで食べるのが定番。ホルモンが初めての方にも最初の一皿として最適です。タン元・タン中・タン先によって食感と脂の量が異なり、部位を指定して頼むと焼肉がさらに楽しくなります。
→ 牛タンとは|タン元・タン中・タン先・タン下4部位の違いを解説
② ハラミ|実はホルモン・最初の一皿に最適

牛の横隔膜の外側の筋肉。見た目は赤身肉そのものですが、食肉業界ではホルモンに分類されています。「ハラミってホルモンなの?」と驚く方も多い部位です。
クセがなく、やわらかくジューシー。脂のバランスも良く、ホルモンが苦手な方でも食べやすい一皿です。カルビやロースより好きという人が多いほど、焼肉の定番部位でもあります。同じ横隔膜系のサガリと食べ比べるのもおすすめです。
→ ハラミとは|横隔膜の希少部位・仕込みと栄養を焼肉屋が解説
③ サガリ|実はホルモン・あっさり赤身感
牛の横隔膜の肋骨付近にある部位。ハラミと同じく赤身に近い見た目ですが、ホルモン分類です。ハラミより脂が少なくあっさりとしており、赤身感が強いのが特徴です。
ハラミが好きな方はサガリも気に入ることが多く、食べ比べてみるのも面白い。ウチハラミ(インサイドスカート)とも合わせて3部位を比較すると、横隔膜系の奥深さがよくわかります。
→ サガリとは|ハラミとの違いを解説
→ ハラミ・サガリ・ウチハラミ3部位の完全比較
④ ミノ|クセ少・コリコリ食感の入口

牛の第一胃袋。4つある胃袋の中で最も大きく、肉厚でコリコリとした食感が特徴です。脂が少なくクセも少ないため、胃袋系ホルモンの入口として最適な部位です。
下処理をしっかりしているお店のミノはサクっと噛み切れて食べやすく、塩でもタレでも楽しめます。胃袋の中では最もポピュラーで、ハチノス・センマイ・ギアラへのステップとして最適です。
⑤ センマイ|あっさり・ヘルシーな第三胃

牛の第三胃袋。薄い葉が重なったような見た目が独特ですが、脂が少なくあっさりとした味わいで、ヘルシーな部位です。コリコリとした食感で、センマイ刺しとして生食でも人気があります。
ホルモンの中では最もカロリーが低い部類で、さっぱり食べたい方におすすめです。ミノと食べ比べると、胃袋の部位ごとの個性の違いが面白くわかります。
⑥ ハツ|クセ少・プリッとした食感
牛の心臓。レバーと混同されることがありますが、クセははるかに少なく、プリッとした食感が魅力です。塩焼きで食べると旨みが引き立ちます。鉄分・ビタミンB群が豊富で、栄養価も高い部位です。
⑦ ツラミ|実はホルモン・通好みの希少部位

牛の頬肉。「顔(ツラ)の身」が名前の由来で、ホホニクとも呼ばれます。見た目は完全な赤身肉ですが、食肉業界ではホルモンに分類される部位です。
よく動かす筋肉なので肉質はしっかりしていますが、ゼラチン質が豊富で噛むほどに濃厚な旨みが出てきます。一頭から約1kgしか取れない希少部位で、知っている人が注文する通好みの一品です。ハラミ・サガリと同じく「見た目は赤身・実はホルモン」の代表格です。
⑧ レバー|栄養豊富・クセがある分、好きな人はハマる
牛の肝臓。鉄分・ビタミンAが豊富な栄養価の高い部位です。独特のクセがあり好みが分かれますが、新鮮なものは甘みがあり臭みが少なく、苦手意識が変わる方も多いです。
焼きすぎるとパサパサになるので注意。ただし生焼けは厳禁です。火が通ったらすぐに食べるのがポイントです。鉄分補給に優れており、貧血が気になる方に特におすすめの部位です。
⑨ マルチョウ|脂の甘みがたまらない小腸
牛の小腸。脂が内側にたっぷり詰まっており、焼くと外はカリッと、中はジューシーに仕上がります。甘みのある脂が特徴で、ホルモン好きの間では外せない存在です。
焼き方のポイントは、弱火でじっくり脂に火を入れてから、最後に強火で外をカリッと仕上げること。「焼きすぎない」ではなく、しっかりカリカリになるまで焼くのが正解です。大腸のシマチョウより脂が多く、より甘みが強いのがマルチョウの特徴です。
⑩ シマチョウ|ザ・ホルモン・王道の大腸
牛の大腸。縞模様が特徴で、テッチャンとも呼ばれるホルモンの代表格です。マルチョウより脂が少なくあっさりしていますが、しっかりとした歯ごたえと噛むほどに出てくる旨みが魅力です。
下処理の質で味が大きく変わる部位です。丁寧に下処理されたシマチョウはクセが少なく、ホルモン初心者でも食べやすい仕上がりになります。マルチョウ同様、カリカリになるまでしっかり焼くのが正解です。
ホルモンで失敗しないための3つのポイント
- クセの少ない部位から順番に挑戦する → この記事の順番がそのまま参考になります
- 部位によって焼き方が違う → ハラミ・レバーは焼きすぎ注意、マルチョウ・シマチョウはカリカリまでしっかり焼く
- 生焼けは厳禁 → ホルモンは内臓肉のため、必ず中まで火を通すこと
✔ 店選びも重要
ホルモンは下処理の質で味が大きく変わります。丁寧に下処理されたホルモンはクセが少なく、初心者でも食べやすい仕上がりになります。
ホルモンは部位を知れば知るほど、焼肉が楽しくなります。
まずはタン・ハラミからスタートして、少しずつ冒険してみてください。
まとめ

- まずはタン・ハラミ・サガリから——クセなし・赤身に近い
- ミノ・センマイで胃袋系に慣れる
- ツラミ・レバーで個性のある部位へ
- マルチョウ・シマチョウでザ・ホルモンを体験
- 焼き方・下処理の質で味は大きく変わる
ホルモンを知ることで、焼肉の楽しさは一段深くなる。
→ ホルモン図鑑|全部位まとめ
→ ハラミとは?
→ サガリとは?
→ 牛タンとは?
→ ミノとは?
→ シマチョウとは?
→ マルチョウとは?
→ ホルモンとは?正肉との違いと種類一覧
→ 牛肉部位図鑑|全部位まとめ
店主兼料理長|食べログ百名店4年連続選出
東京広尾 お肉屋けいすけ三男坊
肉のカット・焼き・提供までを一貫して行い、
“人生最高の肉体験”をテーマにコースを構築。
